著作権とは

著作権とは、自ら(著作者)の思想や感情を言語、音楽、絵画、建築、図形、映画、コンピュータプログラムなどの創作的な表現形式によって具現化した著作物についての独占排他的な財産権を言います。著作権は、特許、実用新案登録、意匠登録及び商標登録と共に、知的財産権の1つとされています。基本的に公的機関への登録手続を必要とせずに発生(これを無方式主義と言います。)し、その内容である著作物を複製する権利を独占することができます。

著作権のカテゴリー

著作権は、大きく分けて著作権と著作隣接権があり、さらに著作権は著作者人格権と財産権としての著作権に分かれ、著作隣接権(伝達者の権利)として種々の権利が存在します。無方式主義を採用することから、著作権については発生、消滅、利用、権利行使、移転などについて種々のルールがあり、曖昧にしておくと後で問題を生ずることもあります。

著作権の種類
著作権の種類

著作権の表示方法

著作権の表示方法は、慣習的にコピーライトを示すマーク「©」と、著作物の最初の発行の年、更に著作権者の氏名を表示します。

「例 © 2018 有明国際特許事務所」

このような記載方法は万国著作権条約(UCC)に基づいておりますが、実質、方式主義とっている国(万国著作権条約に加盟し且つベルヌ条約に非加盟な国)は、2016年4月現在でカンボジアだけですので、現在では法的にはほぼ無意味な慣習となりつつあります。尚、著作権表示として「All rights reserved」と最後に表記したり、最初の発行の年のみならず、その後発生した著作物の最初の発行年も含める形で、「1990-2011」のような表記が慣習上見受けられます。

著作権関連リンク

著作権についてのQ&A
著作物の種類と著作権
著作権保護期間
著作権登録制度
キャラクターの使用料率
キャラクターと商品化権

Loading