世界知的所有権機関(WIPO)の商標検索ツール🔍

WIPO(世界知的所有権機関)は、特許ではPCTシステム、商標ではMADRIDシステム(マドプロ)、意匠ではHAGUEシステムをスタートさせ、多くの国の知的財産の保護のための国際登録業務の管理・運営を行っています。特に、WIPOには商標分野では国際登録を支援するためのデータベースを有していて、これらは検索ツールとして国際登録の利用者がいつでも検索可能なように公開されています。

a.Madrid Monitorによる商標検索

【DB名】Madrid Monitor(beta)
【言語】英語
【解説】Madrid Monitorは、既存のROMARIN, WIPO Gazette, Madrid E-alert、及びMadrid Realtime status を1つの検索ツールに統合した新しいサービスです。Madrid Monitorは出願後の各国でのステータスをモニターする様にデザインされています。平成29年6月現在、ベータ版の試運転期間は終了し、Madrid Monitorは正式供用となっております。使用方法についての解説として”最新のマドリッドモニターで国際登録商標を検索”のページがあります。

Madrid Monitor
Madrid Monitor

b.GLOBAL BRAND DATABASEによる商標調査

【DB名】WIPO GLOBAL BRAND DATABASE
【言語】英語
【解説】GLOBAL BRAND DATABASEは、2014年5月12日にリリースされ、Every country, Every Brand, One searchを目指しています。GLOBAL BRAND DATABASEは、出願前の登録可能性の商標調査用にデザインされています。マドリッド制度の締約国だけでなく、例えばカナダなどの締約国以外の国の国内商標もデータベースに含まれています。具体的には、アメリカ合衆国、メキシコ、パプアニューギニア、韓国、トンガ、フィリピン、ブルネイ、ニュージーランド、エストニア、スイス、欧州連合、オーストラリア、インドネシア、国際登録(マドプロ)、カナダ、日本、イスラエル、シンガポール、ドイツ、ヨルダン、モルドバ、カンボジア、ラオス、アルジェリア、エジプト、ジョージア、デンマーク、オマーン、モロッコ、アラブ首長国連邦、WIPOの記章、原産地表示(GI)の記録をデータべース化しており、週ごと、早い国は毎日アップデートされます。平成28年6月12日現在で25,458,704件のデータがあります。イメージをドラッグしての図形検索も可能で、図形コードの知識がなくても検索できます。

WIPO GLOBAL BRAND DATABASE
WIPO GLOBAL BRAND DATABASE

c. Madrid Goods and Services Managerによる商品役務調査

【DB名】MGS (Madrid Goods and Services Manager)
【言語】日本語を含む18か国語
【解説】日本語での操作が可能で、国際事務局で認められる商品・役務を確認することができます。また、例えばCN(中国)とEM(欧州連合)はOKだが、KR(韓国)はNGというような指定国各国における受入可否をおおよそ知ることが可能です。日本語で商品、役務を選択したのち、プルダウンメニューで英語に翻訳するを選択するとポップアップの翻訳された表示がなされ、その翻訳は、標準の書体: 既に承認されている用語、太字: 翻訳されていない用語、下線及び太字: データベース上で発見されないオレンジ色の用語に分けられて表示されます。日本と韓国の類似群コードも表示可能とされ、類似群コードからの検索も可能です。但し、日本語での検索には韓国の類似群コードはあまり出てこないので、例えば日本と韓国の類似群コードの比較には、英語を使うか、頻繁に日本語と英語(あるいは韓国語)を切り替える必要があります。

MGS • マドリッドG&Sマネージャー
MGS • マドリッドG&Sマネージャー

d. Nice Classification (NCL)による商品役務調査

【DB名】Nice Classification (NCL)
【言語】英語 フランス語、スペイン語
【解説】分類では、区分を指定しての表示、アルファベット順の表示、区分で絞ることのできるワード検索が可能です。表示される商標、役務には基礎番号(basic number)が付与されていまして、最初の2桁は類を示し、その中でのアルファベット順に連番ではなく番号が付与されています。表示される商標、役務のリンクボタンをクリックすると、TMClass(EUIPO), TM Lookup(CIPO), TM ID Manual(USPTO), GMS(WIPO)へのブリッジウインドウが開き、これらのサイトを見に行くことができます。現在のバージョンは、2016年の1月1日に運用開始された2016年バージョン第10版になります。なお、以前のNicePubは2013年の初めにNCLに移行されています。

Nice Classification
Nice Classification

e. Vienna Classification (VCL)による図形要素調査

【DB名】Vienna Classification (VCL)
【言語】英語、フランス語
【解説】世界知的所有権庁(WIPO)のVienna Classificationのサイトで、図形要素での調査、検索が可能です。英語とフランス語でのVienna Classificationが表示されます。

WIPO Vienna Classification
WIPO
Vienna Classification

f.Madrid Member Profilesによる各国の制度内容検索

【DB名】Madrid Member Profiles
【言語】英語、フランス語、スペイン語
【解説】各締約国での実務や手順に関する広い範囲の情報を提供します。興味のあるメンバー(複数可)を選択して、知りたい情報の種類を選択すれば、画面に選択した情報を表示することができます。

Madrid Member Profiles
Madrid Member Profiles

g. Fee Calculatorによる料金検索

【DB名】International Registration of Marks – Fee Calculation
【言語】英語、フランス語、スペイン語
【解説】本国官庁(Office of Origin)、区分数(Number of Classes)、Type(new application, subsequent designation, new tax-2nd part fee, renewal), Colour, Collective mark, certification mark, or guarantee markの選択ができます。

fee calculator
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