商品・役務の類否と類似群コード

2つの商標が競合関係に有るか無いかの基準としては、その標章(マーク自体)の類否と、指定する商品・役務の類否の2つの視点があり、指定商品・指定役務が類似か否かは、審査段階よりもその後の拒絶査定不服審判や商標登録無効審判などの審判段階か或いは審決取消訴訟段階で争点となり得ます。これは一般的に審査段階では個々の指定商品・指定役務について具体的な判断をするよりも類似群コードで画一的な推定を行っており、標章が類似している場合に、類似群コードが重なっているかどうかで4条1項11号の拒絶理由を挙げるか否かの判断をしています。ところが、類似群コードは絶対的な基準ではなく、特に審判や審決取消訴訟においては、同じ類似群コードに属する2つの商品であっても非類似な商品(役務)であると判断されることもあり、その逆に類似群コードは異なっているものの類似する商品(役務)であると判断されることもあります。

審決取消訴訟

同じ類似群ながら非類似と判断

平成15年 (行ケ) 456号 審決取消請求事件(「SUMCO事件」)
【争点】商品「半導体ウエハ」は商品「電子応用機械器具(医療器械器具に属するものを除く。)」に類似するか否か。
【背景】原告シリコンウエハ会社は、標章「SUMCO」について9類「半導体ウエハ」を指定して出願したが、指定商品を商品「電子応用機械器具(医療器械器具に属するものを除く。)」とする「サームコ」と「thermco」の欧文字の各先登録商標の存在を理由に、登録できないと判断された。
【裁判所の判断】商標法4条1項11号に規定する指定商品の類否は,取引の実情に照らし,それらの商品が通常同一営業主により製造又は販売されている等の事情により,それらの商品に同一又は類似の商標を使用するときは同一営業主の製造又は販売に係る商品と誤認混同されるおそれがあるか否かによって判断されるべきである。橘正宗事件(最高裁昭和36年6月27日第三小法廷判決)。半導体ウエハの製造は専業化が進んでおり、半導体ウエハと集積回路等の電子応用機械器具とについて,同一又は類似の商標が使用されたときに,半導体ウエハの需要者であるデバイスメーカー等において,それらの商品が同一営業主の製造又は販売に係る商品であると誤認混同されるおそれはないというほかはない。と判断されています。

異なる類似群ながら類似と判断

平成27年(行ケ)第10134号 審決取消請求事件(「Dual Scan事件」)
【争点】商標法4条1項11号該当性(指定商品の類似性):指定商品を第9類「脂肪計付き体重計,体組成計付き体重計,体重計」とする「デュアルスキャン/Dual Scan」の 商標は、指定商品を第10類「体脂肪測定器,体組成計」とする「Dual Scan」の引用商標と類似するか否か。
【背景】被告(タニタ(株))は第9類「脂肪計付き体重計,体組成計付き体重計,体重計」を指定商品として、出願をして登録査定を受けた。これに対して原告は、第10類「体脂肪測定器,体組成計」の指定商品の登録商標を所有しており、無効審判請求をしたが、無効審判請求は成り立たないとして棄却され、この審決に不服として提訴したものである。
【裁判所の判断】本件商標と引用商標の指定商品に関連する体脂肪計,体組成計,体重計等の取引の実情に関し、医療用と家庭用の体脂肪計,体組成計,体重計において性能や価格、販売方法などを分析した結果、本件査定時においては,医療用の「体脂肪測定器,体組成計」と家庭用の「脂肪計付き体重計,体組成計付き体重計,体重計」は,誤認混同のおそれがある類似した商品に属するというべきである。「類似商品・役務審査基準」が,一般的な商品の類否の判断に当たって、一定の基準を付与しており,画一的な判断を容易にする機能を果たしていることは否定できないが、同基準自身が,類似群コードが異なる場合に非類似とみなさずに推定しているだけであり,推定が覆滅されることを許容している。医療用と非医療用とでは,その機能や性質,価格帯,生産・販売部門が完全には一致しないこと,これらが商品の類否判断において重要な考慮要素となることは,原告の指摘するとおりである。しかしながら,これらの指摘は,医療用として高額なものと家庭用でも最も安価なものに重点を置いて対比した結果にすぎない。

平成27年(行ケ)第10096号 審決取消請求事件(「ブロマガ」事件)
【争点】「ウェブログの運用管理のための電子計算機用プログラムの提供等」と「電子計算機用プログラム」の類否
【背景】原告(FC2)は第42類 ウェブログの運用管理のための電子計算機用プログラムの提供等を指定役務とする「ブロマガ/BlogMaga」の二段の文字商標(登録第5621414号商標)の商標権者であり、被告(ドワンゴ)は第9類電子計算機用プログラムを指定商品とする「ブロマガ/BlogMag」の先登録商標権者である。被告が原告の商標権に対して無効審判を請求し、登録無効の審決は出され、それを不服とした原告が提訴したものである。
【裁判所の判断】商品「電子計算機用プログラム」の製造・販売者がかかる役務の提供を行うことも少なくないものと考えられる。また,商品「電子計算機用プログラム」の需要者と,役務「電子計算機用プログラムの提供」の需要者は,いずれも,コピュータ等を用いて電子計算機用プログラムを使用する者であるから,共通するといえる。さらに,上記認定のとおり,電子計算機用プログラム自体の流通と,電子計算機用プログラムの提供とは,共にインターネット等の通信回線を通じて行われることもあると解されるから,取引形態も共通する。そして,これらの事情は,電子計算機用プログラムの用途の内容,例えば,ウェブログの運用管理,オンラインによるブログ作成,インターネット上の情報閲覧などに限られるか否かによって異なるものとは認められない。したがって,商品「電子計算機用プログラム」と役務「ウェブログの運用管理のための電子計算機用プログラムの提供等」とに同一又は類似の商標を使用する場合は,同一営業主の製造若しくは販売又は提供に係る商品又は役務と誤認されるおそれがあると認められる関係があるといえる。

拒絶査定不服審判

同じ類似群ながら非類似と判断

不服2019-7187(審決確定日令和1年8月23日)商標「ULTIMA」類似群コード[24C01]
本願商標「ULTIMA」 指定商品 第28類「アーチェリー用具」
引用商標「ULTIMA Ti/ウルティマ Ti」 指定商品 第28類「ウッド型ゴルフクラブ,ウッド型ゴルフクラブヘッド,カーボンファイバー製ゴルフクラブ,ゴルフアイアン,ゴルフクラブ用のグリップ,ゴルフクラブ用のヘッドカバー,ゴルフクラブ用インサート,ゴルフクラブ用グリップテープ,ゴルフクラブ用シャフト,ゴルフクラブ用ヘッド,ゴルフティー,ゴルフバッグ(車付・車のないもの),ゴルフバッグ用ストラップ,ゴルフパター,ゴルフパター用カバー,ゴルフボール,ゴルフ手袋,ゴルフ用ディボット修復具」
【審決】アーチェリー用具は、主にアーチェリー用具を専門に扱う販売店を通じて、主としてアーチェリー競技者に販売されているのに対し、ゴルフ用具は、主にゴルフ用具を専門に扱う販売店又は一般のスポーツ用品店を通じて、ゴルフ競技者のみならず一般のゴルフ愛好者に広く販売されているものであり、さらに、それらの用具を取り扱う製造メーカーも異なるものである。

不服2019-2010(審決確定日令和1年11月5日)商標「ファインクリスタル」類似群コード[01A01]
本願商標「ファインクリスタル」第1類「自動車用コーティング剤」
引用商標 「ファインクリスタル/FINE CRYSTAL」 指定商品 第2類「カナダバルサム,壁紙剥離剤,コパール,サンダラック,セラック,松根油,ダンマール,媒染剤,マスチック,松脂,木材保存剤,染料,顔料,塗料,防錆グリース,塗装用・装飾用・印刷用又は美術用の非鉄金属はく及び粉,塗装用・装飾用・印刷用又は美術用の貴金属はく及び粉」
【審決】本願の指定商品「自動車用コーティング剤」と引用商標の指定商品中の「カナダバルサム,壁紙剥離剤,コパール,サンダラック,セラック,松根油,ダンマール,媒染剤,マスチック,松脂,木材保存剤」とは、その用途が明らかに相違するものであって、生産、販売及び需要者の範囲が共通するとはいい難いものであり、ほかに、これらの商品が類似するというべき取引の実情を見いだすこともできない。

不服2017-17236(審決確定日平成30年7月30日)商標「FIREFLY」類似群コード[11C01]
本件商標「FIREFLY」 指定商品 「文字認識用のコンピュータソフトウェア(医療用及び外科用のものを除く。),商品のバーコードを読み取り商品を特定するための携帯電話・スマートフォン・タブレットコンピュータ用のコンピュータソフトウェア(医療用及び外科用のものを除く。),電話機を利用した情報検索用コンピュータソフトウェア(医療用及び外科用のものを除く。)」
引用商標「FIREFLY」 指定商品「Luminescence diodes.」(発光ダイオード)
【審決】ソフトウェアと発光ダイオードは,共に電子応用機械器具及びその部品の範ちゅうに属する商品であるとしても,その用途,販売部門,需要者,生産部門及び品質が明らかに異なるものであるから,両者に同一又は類似の商標を使用しても,それらが同一の営業主の製造,販売に係る商品と誤認混同されるおそれはないものと判断するのが相当である。

不服2017-18020(審決確定日 平成30年9月11日)商標「NINJA」類似群コード[20C01]
本願商標「NINJA」 指定商品 第20類「フィルム間に液晶材料を狭持させた積層フィルムを備えた屋内用ブラインド」
引用商標「Ninja」 第14類「貴金属製像,貴金属製造形品,貴金属製胸像,貴金属製小立像,銀製造形品」
【審決】本願商品と引用商品とは,その需要者を共通にする場合があるとしても,その生産部門,販売部門,原材料及び用途において相違するものである。そうすると,本願商品と引用商品に同一又は類似の商標が使用されたときに,これらの商品が同一営業主の製造又は販売に係る商品と誤認混同を生ずるおそれはないものとみるのが相当である。

不服2018-10633(審決確定日平成31年2月13日) 商標「チャオ」類似群コード[19A01]
本願商標「チャオ/炒」 指定商品 第21類「鍋類,コーヒー沸かし(電気式のものを除く。),鉄瓶,やかん」
引用商標「チャオ/炒」漢字部分は小さく右上 指定商品 第11類「ガス湯沸かし器」
【審決】 販売部門、用途、需要者は両社間で異なっており、両者が完成品と部品との関係にないことも明らかである。よって本願商品「鍋類,コーヒー沸かし(電気式のものを除く。),鉄瓶,やかん」と,引用商標の指定商品中,「ガス湯沸かし器」とは,両者に同一又は類似の商標を使用しても,それらの商品が同一営業主の製造,販売に係る商品と誤認混同するおそれはなく,類似する商品ということはできない。

不服2014-8941(審決確定日平成27年4月7日)商標「LOGOS」類似群コード[20C01]
本願商標「LOGOS」 指定商品 第20類「日よけ」
引用商標「LOGOS」 指定商品 第16類「紙製テーブルクロス」
【審決】 本願商品は、ブラインドやカーテンなど窓まわりのインテリアを取り扱う業者が製造し、その販売方法は、大型の一般小売店やホームセンターなどで一般家庭向けに販売されている。他方。引用商品については、当審における職権調査によると、引用商品は、主にホテル、レストランなどの外食産業で使用される紙製のテーブルクロスであって、使い捨ての商品である。そして、引用商品は、パルプ・紙製造業者が製造し、その主たる販売方法は、飲食用紙製品総合メーカーから、ホテルやレストランなど外食産業に直接販売されている。以上を総合判断すれば、本願商品と引用商品は、その生産部門、販売部門、原材料、用途及び品質において相違し、また、完成品と部品との関係にないことも明らかであるから、両者に同一又は類似の商標が使用された場合において、取引上商品の出所につき誤認混同を生ずるおそれはないものとみるのが相当である。

備考類似の商品・役務

備考類似とは

備考類似とは、類似商品・役務審査基準中の「備考」において商品・役務について「類似と推定する」旨を表す記載がある商品・役務の対応関係を言います。この備考類似については、特許庁のサイトに備考類似商品・役務一覧表があり、これに基づいて下の一覧表を作成しています。なお、特許庁のサイトの備考類似商品・役務一覧表には第35類の小売等役務(小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供)が記載されていませんが、ある商品を取扱う小売等役務については、その商品と備考類似の関係にある商品と備考類似として扱うこととされています。

備考類似商品・役務一覧表

[類 指定商品・役務 ⇔ 類 指定商品・役務] 1 写真材料 ⇔ 9 写真機械器具
2 印刷インキ ⇔ 2 謄写版用インキ
2 防錆グリース ⇔ 4 液体燃料
3 歯磨き ⇔ 21 歯ブラシ
4 液体燃料 ⇔ 4 工業用油
4 工業用油脂 ⇔ 29 食用油脂
5 薬用酒 ⇔ 33 薬味酒
6 かな床 はちの巣 ⇔ 8 くわ 鋤 レーキ(手持ち工具に当たるものに限る。)
6 金属製金具 ⇔ 18 洋傘金具
6 金属製金具 ⇔ 25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具
6 金属製金具 ⇔ 25 げた金具
6 金属製金具 ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
6 金属製建具 ⇔ 20 つい立て びょうぶ
6 金庫 ⇔ 20 つい立て びょうぶ
6 金庫 ⇔ 20 ベンチ
7 家庭用食器洗浄機 家庭用電気式ワックス磨き機 家庭用電気洗濯機 家庭用電気掃除機 電気ミキサー ⇔ 9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具
8 くわ 鋤 レーキ(手持ち工具に当たるものに限る。) ⇔ 8 手動工具(「すみつぼ類・皮砥・鋼砥・砥石」を除く。)
8 洋食ナイフ ⇔ 8 スプーン フォーク
8 電気かみそり及び電気バリカン ⇔ 9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具
9 写真機械器具 ⇔ 9 デジタルカメラ
9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具 ⇔ 8 電気かみそり及び電気バリカン
9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具 ⇔ 9 電気アイロン 電気式ヘアカーラー 電気ブザー
9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具 ⇔ 10 家庭用電気マッサージ器
9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具 ⇔ 11 家庭用電熱用品類
9 テレビジョン受信機 ラジオ受信機 音声周波機械器具 映像周波機械器具 ⇔ 21 電気式歯ブラシ
9 電子管 半導体素子 電子回路(電子計算機用プログラムを記憶させた電子回路を除く。) ⇔ 9 電気通信機械器具
9 電線及びケーブル ⇔ 17 絶縁テープ 絶縁用ゴム製品
9 家庭用テレビゲームおもちゃ 携帯用液晶画面ゲームおもちゃ用のプログラムを記憶させた電子回路及びCD-ROM ⇔ 28 囲碁用具 歌がるた 将棋用具 さいころ すごろく ダイスカップ ダイヤモンドゲーム チェス用具 チェッカー用具 手品用具 ドミノ用具 トランプ 花札 マージャン用具
9 電子出版物 ⇔ 41 電子出版物の提供
9 電子計算機用プログラム ⇔ 42 電子計算機用プログラムの提供
11 ボイラー ⇔ 11 温気暖房装置 温気炉 温水暖房装置 蒸気暖房装置 放熱器
11 ガス湯沸かし器 ⇔ 11 ガスストーブ
11 ガス湯沸かし器 ⇔ 11 加熱器
11 加熱器 ⇔ 11 火鉢類
11 火鉢類 ⇔ 20 つい立て びょうぶ
11 火鉢類 ⇔ 20 ベンチ
11 水道蛇口用座金 水道蛇口用ワッシャー ⇔ 18 洋傘金具
11 水道蛇口用座金 水道蛇口用ワッシャー ⇔ 25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具
11 水道蛇口用座金 水道蛇口用ワッシャー ⇔ 25 げた金具
11 水道蛇口用座金 水道蛇口用ワッシャー ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
12 航空機の「タイヤ チューブ」 ⇔ 12 自動車の「タイヤ チューブ」
12 航空機の「タイヤ チューブ」 ⇔ 12 二輪自動車の「タイヤ チューブ」
12 航空機の「タイヤ チューブ」 ⇔ 12 自転車の「タイヤ チューブ」
12 自動車の「タイヤ チューブ」⇔ 12 二輪自動車の「タイヤ チューブ」
12 自動車の「タイヤ チューブ」⇔ 12 自転車の「タイヤ チューブ」
12 二輪自動車の「タイヤ チューブ」⇔ 12 自転車の「タイヤ チューブ」
14 宝石箱 ⇔ 20 つい立て びょうぶ
14 宝石箱 ⇔ 20 ベンチ
14 身飾品(「カフスボタン」を除く。)⇔ 14 カフスボタン
14 身飾品(「カフスボタン」を除く。)⇔ 14 宝玉及びその模造品
14 カフスボタン ⇔ 26 衣服用き章(貴金属製のものを除く。) 衣服用バッジ(貴金属製のものを除く。) 衣服用バックル 衣服用ブローチ 帯留 ボンネット ピン(貴金属製のものを除く。) ワッペン 腕章
14 宝玉及びその模造品 ⇔ 26 衣服用き章(貴金属製のものを除く。) 衣服用バッジ(貴金属製のものを除く。) 衣服用バックル 衣服用ブローチ 帯留 ボンネット ピン(貴金属製のものを除く。) ワッペン 腕章
17 ゴム製又はバルカンファイバー製の座金及びワッシャー ⇔ 18 洋傘金具
17 ゴム製又はバルカンファイバー製の座金及びワッシャー ⇔ 25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具 げた金具
17 ゴム製又はバルカンファイバー製の座金及びワッシャー ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
17 農業用プラスチックフィルム ⇔ 20 すだれ
17 農業用プラスチックフィルム ⇔ 22 日よけ
18 かばん金具 がま口口金 蹄鉄 ⇔ 18 洋傘金具
18 かばん金具 がま口口金 蹄鉄 ⇔ 25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具
18 かばん金具 がま口口金 蹄鉄 ⇔ 25 げた金具
18 かばん金具 がま口口金 蹄鉄 ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
18 かばん類 袋物 ⇔ 21 洗面用具入れ
18 洋傘金具 ⇔ 20 カーテン金具 金属代用のプラスチック製締め金具 くぎ・くさび・ナット・ねじくぎ・びょう・ボルト・リベット及びキャスター(金属製のものを除く。) 座金及びワッシャー(金属製・ゴム製又はバルカンファイバー製のものを除く。) 錠(電気式又は金属製のものを除く。)
18 洋傘金具 ⇔ 26 被服用はとめ
19 建具(金属製のものを除く。) ⇔ 20 つい立て びょうぶ
20 つい立て びょうぶ ⇔ 20 家具
20 ベンチ ⇔ 20 家具
20 すだれ ⇔ 22 雨覆い 天幕 日覆い よしず
20 カーテン金具 金属代用のプラスチック製締め金具 くぎ・くさび・ナット・ねじくぎ・びょう・ボルト・リベット及びキャスター(金属製のものを除く。) 座金及びワッシャー(金属製・ゴム製又はバルカンファイバー製のものを除く。) 錠(電気式又は金属製のものを除く。) ⇔ 25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具
20 カーテン金具 金属代用のプラスチック製締め金具 くぎ・くさび・ナット・ねじくぎ・びょう・ボルト・リベット及びキャスター(金属製のものを除く。) 座金及びワッシャー(金属製・ゴム製又はバルカンファイバー製のものを除く。) 錠(電気式又は金属製のものを除く。) ⇔ 25 げた金具
20 カーテン金具 金属代用のプラスチック製締め金具 くぎ・くさび・ナット・ねじくぎ・びょう・ボルト・リベット及びキャスター(金属製のものを除く。) 座金及びワッシャー(金属製・ゴム製又はバルカンファイバー製のものを除く。) 錠(電気式又は金属製のものを除く。) ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
20 クッション 座布団 まくら マットレス ⇔ 20 寝台
20 寝台 ⇔ 20 クッション 座布団 まくら マットレス
20 寝台 ⇔ 22 衣服綿 ハンモック 布団袋 布団綿
20 寝台 ⇔ 24 かや 敷布 布団 布団カバー 布団側 まくらカバー 毛布
20 揺りかご 幼児用歩行器 ⇔ 28 囲碁用具 歌がるた 将棋用具 さいころ すごろく ダイスカップ ダイヤモンドゲーム チェス用具 チェッカー用具 手品用具 ドミノ用具 トランプ 花札 マージャン用具
21 くし ⇔ 26 かんざし こうがい 丸ぐし
22 日よけ ⇔ 22 雨覆い 天幕 日覆い よしず
25 靴くぎ 靴びょう 靴保護金具 ⇔ 26 被服用はとめ
25 げた金具 ⇔ 26 被服用はとめ
26 被服用はとめ ⇔ 26 靴はとめ 靴ひも代用金具
26 衣服用き章(貴金属製のものを除く。) 衣服用バッジ(貴金属製のものを除く。) 衣服用バックル 衣服用ブローチ 帯留 ボンネットピン(貴金属製のものを除く。) ワッペン 腕章 ⇔ 26 ボタン類
27 ござ 花むしろ ⇔ 27 敷物
27 敷物 ⇔ 27 人工芝
28 囲碁用具 歌がるた 将棋用具 さいころ すごろく ダイスカップ ダイヤモンドゲーム チェス用具 チェッカー用具 手品用具 ドミノ用具 トランプ 花札 マージャン用具 ⇔ 28 おもちゃ 人形
29 マーガリン ⇔ 29 バター
29 干しのり 焼きのり ⇔ 29 お茶漬けのり ふりかけ
29 調理用野菜ジュース ⇔ 32 トマトジュース
30 ウーロン茶 紅茶 ⇔ 30 コーヒー及びココア
30 氷砂糖(菓子) 水あめ(菓子) ⇔ 30 氷砂糖(調味料) 水あめ(調味料)
30 強化米 ⇔ 30 米
30 コーヒー ⇔ 32 コーヒーシロップ
32 トマトジュース ⇔ 32 飲料用野菜ジュース
33 中国酒 ⇔ 33 にんじんきなてつぶどう酒

類似群コード

類似群コード(similar group code)とは、商品役務の区分の中で、類似の範囲内に属する商品や役務をグループ分けしたものです。審査実務上、同じ類似群コードが付された商品及び役務については、原則としてお互いに類似するものと推定されます。類似群コードは、数字2ケタ+英字1字+数字2ケタの構成になっています。この類似群コードのうち、商品の類似群コードは、昭和34年(1959年)法に基づく類似商品審査基準をもとにして付与されていまして、大分類はアルファベット大文字を用いて表し、中分類はアラビア数字を用いて表しています。一方、役務の類似群コードは、平成3年(1991年)改正の類似商品・役務審査基準をもとにして付与されています。
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類似群コードは、商標登録出願をした場合に、指定商品・指定役務ごとに特許庁によって付与されるものであり、自分の出願にどのような類似群コードが付与されたかというところは該当する商標登録出願が掲載された商標公報を見ることで確認できます。この類似群コードは、審査段階で、先願・既登録調査や拒絶理由解消のための指定商品又は指定役務の補正に利用されることになります。すなわち、類似群コードが重複しなければ指定商品・指定役務が競合しないと解釈される訳ですから、例えば先登録の商標の類似群コードが〇〇A03であった場合、自分の出願から類似群コードが〇〇A03に対応する商品・役務を削除すれば、競合関係が解消して拒絶理由も解消することになります。

ところが、権利解釈では類似群コードも含めて審査段階とは異なると定める規定も存在しています。商標法第6条第3項では、前項の商品及び役務の区分は、商品又は役務の類似の範囲を定めるものではないと規定していますので、権利範囲自体は、類似群コードには拘わらずに(例えば裁判所が)決めることができます。

1つの類似群コードには、概ね複数の指定商品・指定役務が対応していますが、1つの指定商品・指定役務には少なくとも1つの類似群コードが付与されます。商品・サービス国際分類表〔第10-2016版〕に類似群コードがありますし、Jplatpat→商標→6.商品・役務名検索でも検索可能です。

商標法第2条、第6条、第27条
第2条(定義等)

6 この法律において、商品に類似するものの範囲には役務が含まれることがあるものとし、役務に類似するものの範囲には商品が含まれることがあるものとする。

第6条(一商標一出願)

商標登録出願は、商標の使用をする一又は二以上の商品又は役務を指定して、商標ごとにしなければならない。
2 前項の指定は、政令で定める商品及び役務の区分に従つてしなければならない。
3 前項の商品及び役務の区分は、商品又は役務の類似の範囲を定めるものではない。

第27条(登録商標等の範囲)

登録商標の範囲は、願書に記載した商標に基づいて定めなければならない。
2 指定商品又は指定役務の範囲は、願書の記載に基づいて定めなければならない。
3 第1項の場合においては、第5条第4項の記載及び物件を考慮して、願書に記載した商標の記載の意義を解釈するものとする。