商標登録 登録日を確認–j-Platpat-令和1年5月バージョンアップ対応
1.J-platpatのサイトにアクセス
商標登録は、何年も前なので登録日なんて忘れてしまったという方、むしろ詳細に覚えている方が希だと思います。簡単に調べる方法としては、特許庁のサイトのJ-platpatで確認することができます。そのURLは、https://www.j-platpat.inpit.go.jp/になります。(令和1年5月22日現在)
2.簡易検索で記録を抽出
先ず、次の画面がモニターに出ます。お知らせの下側には簡易検索のボックスがあり、ここでは簡易検索で該当する記録(各商標毎のデータ)を抽出します。初めにラジオボタンで四法全てがデフォルトで、特許・実用新案、意匠、商標が選べますが、商標に絞るため、商標のラジオボタンを選択します。簡易検索のボックスでは、権利者名や商標自体を文字列から検索できます。権利者の名前から検索する場合には、簡易検索のボックスにその文字列を入力します。個人所有の場合その名前を、会社所有の場合会社名を入力しますが、文字列の一部でも良く、株式会社などは省略しても部分一致で出力されます。即ち、簡易検索のボックスに文字列を入力した場合には、出願人/権利者/名義人の情報か、商標(検索用)および称呼(単純文字列検索)の文字情報の少なくともどちらか一方に検索対象の文字があれば該当する記録として抽出してきます。例えば、東京〇〇で前株か後株かを忘れたときは、”東京〇〇”と入力すれば、東京〇〇の文字列を権利者名で有する記録が部分一致で検索されます。”東京”(スペースを入れて)”〇〇”と入力すれば、1件の記録に東京と〇〇の両方の文字が存在しているもの(”東京〇〇”と連なっていなくとも良い)を抽出します。従前は、”?”をワイルドカードの記号として使用することが必要でしたが、そのような入力は今回(2019.5)のリニューアルで不要となっています。簡易検索では、文字列だけではなく、登録番号や出願番号が分かっている場合には、これらの番号から記録を特定することができます。会社名や商標の文字列が英語の場合に、半角で入力しても全角の会社名や商標の文字列に対してヒットします。
入力した後に、検索ボタンをクリックすれば、出願人/権利者/名義人の情報か、商標(検索用)および称呼(単純文字列検索)の文字情報の少なくともどちらかに、入力した文字列を含む商標登録の記録が一覧で表示されます。対象となる商標を選んで登録番号をクリックします。
3.登録商標の記録の中の登録情報を表示
選択した商標登録の画面となり、左上の”登録番号”からはじまるBOX内の中ほどに”(180)存続期間満了日”(下図の赤い矢印)があります。
これは登録商標ごとの登録情報になります。
上の画像は前期で分割納付した場合の表示画面で、分割納付した場合は最初の納付から5年目で後期の納付期限(図中、緑の矢印)が到来します。登録について前期と後期の分納をした場合で未だ後期の支払い時期を経過していない場合でも、登録細項目の存続期間満了日は後期の支払いをした場合と同じ登録日から10年の日付けで存続期間満了日が表示されます。しかし分納満了日の表示がある場合には、その分納満了日までに原則的に後期分の支払いをする必要があります。なお、満了日を過ぎた場合でも半年以内であれば、倍額を納付すれば更新可能です。半年から1年の期間を過ぎた場合には、天変地異などの正当な理由が必要になります。最初に10年の設定登録料を納付したり、更新時に10年の更新登録料を納付して、分割納付がない場合は、分割納付の表示はされず、赤い矢印の”(180)存続期間満了日”がそのまま更新期限の日となります。なお、更新登録申請のできる期間は、存続期間満了の6ヶ月前からです。もし更新期限を過ぎてしまった後でも、6か月以内であれば倍額の納付をすれば回復できます。更新期限から6か月を過ぎてしまった場合は、正当理由による救済だけになります。
なお、同様な情報は、右上の経過情報をクリックして見ても参照することができます。
J-PlatpatのURLを利用
特許庁のサイトのJ-platpatでは、各商標出願及び登録ごとにURLを割り当ていますので、そのURLを記録したり、ブックマークすることでも、J-Platpatのメンテナンス作業時以外はいつでも商標登録情報を取り出すことが可能です。公報固定アドレスサービス ご利用案内
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