業種別 商標出願の得策 #3 IT系企業 vol.1

ムーアの法則に代表されるように時の流れが激しい業種と言えば、コンピュータ関連企業やIT関連企業と思いますが、企業活動の中心は著作権や特許などの知的財産権であり、長年の企業活動によって消費者や取引者の信頼を獲得し続ければ、 …

業種別 商標出願の得策 #2 飲食店・レストラン

飲食店・レストランの商標 飲食店名・レストラン名 飲食店やレストランを経営する上で、もっとも重要なところは味、接客、雰囲気、値段設定などと思いますが、商標権として必要な役務(サービス)は、第43類「飲食物の提供」となりま …

業種別 商標出願の得策 #1 通販サイト

通販サイト 今日では商品の流通経路として、実際に店頭で商品を購入する場合だけではなく、「オンラインショップ」や「通販サイト」を介して消費者が商品を購入することが良くあります。平成18年の法改正により、通販サイトを介した商 …

音商標 ♪

音の商標とは 平成26年5月14日法律第36号の商標法改正により、音の商標や色彩のみからなる商標など、これまで商標として登録し保護することができなかった新しいタイプの商標について登録をすることができるようになりました。こ …

商標法上の刑事罰規定

商標法違反とは 商標法には、民事上の救済規定だけではなく、いくつかの行為を反社会的な犯罪行為として刑事罰の対象とする規定が存在しています。刑法は罪を犯す意なき行為はこれを罰せずとしていますので、犯罪の成立には故意が必要( …

商標情報提供制度(施行規則第19条)

商標情報提供制度 情報提供制度は、特許庁の審査に情報を提出して協力する制度です。審査に協力と言えば聞こえが良さそうですが、実際は、他人の権利取得を阻止するための制度であって、権利の付与前の異議申立の代わりに利用される制度 …

商標早期審査・早期審理制度

商標早期審査・商標審理制度 商標早期審査とは 商標登録出願については、通常、指定商標、指定役務の区分に従って概ね出願された順に審査が行われますが、商標早期審査は必要性の高い商標登録出願を他の出願よりも先に審査して早期の権 …

登録商標の権利範囲

登録商標の権利範囲 商標権の権利範囲は、商標(マーク自体)と商品や役務(指定商品や指定役務)の組み合わせで決まるものとなっています。 商標権=商標 x 商品や役務 そして、商標が登録された場合には、下図のように、商標権者 …

商標審査基準改訂第12版 45年ぶり基準改定

特許庁は、商標の審査の商標審査基準を改訂した第12版をリリースしております。今回の第12版は、45年ぶりの基準改定を盛り込んだ内容となっていまして、キャッチフレーズ(商品若しくは役務の宣伝広告又は企業理念・経営方針等)も …

商標権の共有ー何%の持ち分になりますか?50%とは限らない

商標権の共有 商標権を共有する場合は、複数人が商標権者となります。商標登録の出願時から複数人の連名で出願することで商標権を共有とすることもでき、商標登録出願の当初は1名の出願であったものが、途中で複数人の出願人の出願にな …