EU離脱で揺れる欧州連合知的財産庁ですが、今週、タブレットとスマートフォンの双方で利用できる最初のモバイルアプリ、eSearch plus app、をリリースしています。eSearch plus appはApple store itunesとthe Android App storeからそれぞれダウンロードできます。なお、eSearch plusは商標と意匠を統合したサーチツールです。
情報源: News
商標関連の各種情報、紛争、権利行使、法改正、規則改正や動向を提供します。
EU離脱で揺れる欧州連合知的財産庁ですが、今週、タブレットとスマートフォンの双方で利用できる最初のモバイルアプリ、eSearch plus app、をリリースしています。eSearch plus appはApple store itunesとthe Android App storeからそれぞれダウンロードできます。なお、eSearch plusは商標と意匠を統合したサーチツールです。
情報源: News
植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)では、登録要件の新規性については、品種の利用を目的とした他の者への販売その他の譲渡がされていない場合、出願がされた締約国の領域以外の領域において、出願日から四年さかのぼった日。ただし、樹木及びぶどうについては、六年さかのぼった日であれば、新規性ありとされています(第6条)。今回はぶどうですので出願日から6年は新規性ありでした。ちなみにパリ条約と同等の優先権制度や内国民待遇(4条)の制度もあります。海外での品種登録も重要度を増しそうです。
情報源: 日本農業新聞 e農ネット – シャインマスカット苗木 中国業者が無断販売 海外で品種登録せず 知的財産戦略に課題
(2023.9.20追記)
今月2日、改正種苗法が成立した。日本独自のブランド農産物を海外流出させないことを目的の柱としている。私は以前、高級ぶどうのシャインマスカットが知らないうちに中国で広く栽培されている実態を取材したことがある。
情報源: 改正種苗法が成立 高級ぶどうは誰のもの? | NHK政治マガジン
国内育成品種の海外への流出状況について
商標登録insideNews: 品種を死守せよ!シャインマスカットの対中闘争 – 産経ニュース
It is suspected that a Chinese business is producing and selling seedlings of the popular Shine Muscat grape grown by the National Agriculture and Food Research Organization without permission. There is no effective countermeasure because the application for variety registration in China was not filed within the deadline.
日産もトヨタと同様に、EU離脱派に対して法的措置を検討している模様です。英国が欧州連合を離脱するか否かは、知的財産分野でもインパクトがあります。もしEU離脱となれば英国の法律事務所は、EUの拠点としての地位は失うものの、英国での知的財産保護のために忙しくなると予想されています。
日産自動車(7201.T)は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)派団体「Vote Leave(離脱に投票を)」が同社の名称やロゴマークを不当に使用したとして、使用停止を求めて高等法院に訴えを起こす方針を明らかにした。同団体が作成
著名なスペインのフットボールクラブのFCバルセロナは、ルクセンブルクのGeneral Courtで指定商品について使用しているという証拠が出されていないという理由で、異議申し立てを認めない旨の判決をしています。争いは、米国アパレルメーカーが”Kule”について被服を含む指定商品について出願をしましたが、これに対してFCバルセロナが商標権を有する”Cule”に称呼が近いと考え、異議申し立てをしたものでした。”Cule”はサポーターやクラブのプレーヤーを意味するとしています。
A European court has affirmed an earlier ruling that Spanish football club FC Barcelona has not been able to demonstrate genuine use of trademarks in a dispute with US-based fashion company Kule.
情報源: General Court: FC Barcelona loses latest trademark appeal
新サービス:国際登録簿の証明書又は謄本の優先発行(参考訳)
新検索ツールMadrid Monitorの利用により、マドリッド・システム(マドプロ)に登録された国際登録商標に関する情報が、より簡易に検索できるようになります。新検索ツールMadrid Monitor (外部サイトへリンク)は、現在アクセス可能なROMARIN、 WIPO Gazette of International Marks、Madrid E-Alert、及びReal-Time Statusの機能及び情報を一つに統合したアプリケーションです。
ちなみに日本も商標分野で4ランク落として19位とされ、意匠は14位のランク付けとなっております。 ランク付けは、Taylor Wessing launches 5th GIPI reportからの情報で、5つの知的財産権分野、特許、商標、著作権、意匠、データ保護(不正競争防止法)での、権利取得、権利悪用、権利行使、攻撃について評価したものです。
Taylor Wessing launches 5th GIPI report、2:18
WIPOのGLOBAL BRAND DATABASEで”SUPRA”を入力してみると、確かに今月の6月3日に、ニュージーランド(NZ)、フィリピン(PH)、ブルネイ(BN)で”SUPRA”を出願し、欧州連合(EM)、オーストラリア(AU)、スイス(CH)で”TOYOTA SUPRA”を出願しています。SUPRAの復活が予定されているのは、確かなように思います。
トヨタ自動車が2002年、生産と販売を終了したスポーツカー、『スープラ』。欧州の最新の商標登録データから、スープラ復活の可能性が現実味を帯びてきた。
今月23日にイギリスでEU=ヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票が行われることになっています。もしイギリスが欧州連合を脱退することが生じた場合には、欧州連合の出願には英国が含まれなくなる可能性が高くなり、イギリスと欧州連合の両方で保護が必要な場合は、それぞれ別個に出願することになることが予想されます。そんな中での、トヨタロゴの無断使用についてのNewsという内容です。
ブログは、主に特許庁の平成27年知的財産活動調査 結果の概要について、コメントしたものです。この結果の概要では、商標の出願件数については、「卸売・小売業」が多く、2014 年から2015 年にかけては増加する業種が多いものの、2016 年にかけて「輸送用機械製造業」以外のすべての業種で減少する見通しとしています。地域別商標出願割合については、国内が54.2%であるのに対し、アジアが26.9%、米国が3.7%、欧州が3.5%と、海外出願のうちアジアが6割近くを占めています。業種別にみると、「個人・その他」、「教育・TLO・公的研究機関・公務」、「建設業」などで国内出願の割合が高く、「輸送用機械製造業」で外国出願の割合が高いとなっています。
Filings expected to plummet as Japanese companies streamline portfolios and focus on utilisation of existing rights – Blog – World Trademark Review